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陶芸の専門書を数十冊読んだけれど、
本の通りに焼いてその通りになったことは一度もない。
条件が同じように見えて、微妙に条件が異なっているからである。
問題を発見し、何度も焼いてみて、ヒントは積み重なるけれど更に問題が発見される。
それでも問題をかかえて再度専門書を読むと、ヒントが発見される場合がある。
陶芸家の回想録にもヒントを発見する場合がある。

現場で問題を発見できなければ、いくら本を読んでも時間の無駄というべきで、
そのような人に仕事のできる人がいるわけがない。現場で発想を得られない人ほど
ビジネス書を読みたがるけれど、本末転倒というべきである。

現場の仕組み、根拠、理由、手順、問題、全てを現場の材料から発見し、
帰結までの過程を想定する。想定できない人はアマチュアと言うべきである。

必要な発想は
ビジネス書のなかにも、
資格の教科書にも無い。

現場で問題を発見できない人、
現場で発想を得られない人は、
本を読んでも
資格をとっても
何も発見できない。

仕事をするメンバーに、
軽蔑されないようにするにはどうすればよいか。

どんな発想が尊敬される道に繋がるのか。