*コンクリート落下事故

笹子トンネルをはじめ、コンクリート落下があちこちで見つかっています。

二つ問題があります。

一つ目は、設計の問題。

笹子トンネルの天井板は構造上危険なわけです。

アーチ状の天井の方が堅牢なのに、わざわざ高いコストをかけて天井板を付け、換気の為に必要だったと言っておりますが、今は危ないから撤去しているわけで、それでも問題ないわけです。過剰設計と、勘繰りたくなります。

二つ目は、調査の問題。

例えば、一定規模以上の建築物では、一定期間ごとに外壁タイルの調査をしなければならない。

外壁タイルの落下事故は、件数はそんなに多くはないけれども、過去確かにあって、数年前、確か2008年あたりに建築基準法12条に基づく定期調査と行政庁への報告義務が強化されました。

一定期間ごとに、場合によっては全面をテストハンマーによる打診により確認しなければならない。

次に、調査は、専門技術を有する資格者が行わなければならない。

トンネルや、その他の構造物では、誰が、どのように調査をしていたのか。

一従業員が目視で見回っただけで、調査をしたことにしているのではないか。

わかっていて、調査費用を節約したのだと思います。