生き方=?

学生のことを考えると、就職活動で10社も20社も面接に行くでしょ。一生懸命練習して、企業説明会に出席して、内定をいっぱいもらって、3年で辞める。大体、学生が選ぶ企業は10年経つとダメになっていることは多いよね。私の感想だけれど、学生は外的な要件によって自分が変わると思っているんじゃないのかな。「自分の生き方」=自分の栄光あるいはその反対とがある、という風に考えている人は少ないでしょう。外的な要件で…という考え方は、本末転倒という気がします。やはり友人との付き合い方、本との付き合い方、映画との付き合い方、恋愛の仕方。それらがイコールで自分の人生に直接影響をしてどこに勤めるとかじゃない、と考える方が全うだと思うけれど。

今の若い人はそういう意識が薄いんだと思う。会社に入ってから、自分が思っていたのと違う。そして3年で辞める。自分に原因を求めるのではなくて、相手に原因を求めちゃう。それで転々とする。自己啓発もせず自分の見識も変わらず、相手だけが変わっていくという傾向ですね。