プライドと謙虚と知性

わたしは誰にもプライドのけぶりも言葉も発したことはない。他人に発するプライドを所有するほど知性の欠落した脳みそを所有できなかったからだ。

わたしにもプライドがあるとか科学者だからそんなことはしないとか、優れた科学者はひと言も言わない。優れた科学者ほど自分の能力の足りなさをつねに痛感しているからだ。
50年生きても60年生きても70年生きても謙虚という言語のかけらも体現できない人がいる。
23才から変わらない人もいる。
社会的に評価された人に多く、されない人にも多い。偏差値の高い人に殊に多いように感じるけれど、医師は明らかに多いと思う。医師自身がそう言っている。