“学歴2”

スズキヒデノリさんという友人がいる。早稲田大学に入学しヨット部に入部、ヨット部所有のセーリングクルーザーに入り浸った。聴講もせず単位もとらず一度も大学に行かなかった。ヨット部がクルーザーを所有する大学は早稲田だけだった。早稲田大学を選んだ理由である。ヨットを転々とする通称ヨット乞食となりレースに出たりしていたが10年後ヨットショーの手伝いのとき知り合った女性と女性経験豊富な彼であったが結婚した。結婚後ヨット乞食を卒業すべく医学部に入学し研修医のときにわたしのヨットに遊びにきたのだった。勉強は必要なときにすればよいわけですから彼はノーマルな生き方でノーマルな頭の持ち主ということになります。吉行淳之介さんという小説家も東大入学後聴講もせず単位も取らず学籍剥奪になったと記憶している。多分彼も学歴コンプレックスとは無縁です。真面目に勉強しなければいけない人は可哀想だと高校のとき思った。

(私立大学医学部は授業料が高すぎて普通の家庭では履修出来ないと考える人が多いけれどわたしの従兄弟とその子供2人は大学の奨学金全額の返済免除となり授業料の負担は一切無かったとのこと。因みに従兄弟は大学本校の教授であったが大学からの年収は1000万円であった。)