“宝くじ”

下北半島の人に宝くじ7億円が当たった人がいたとのこと。可哀想にと言ってしまった。
20歳のときに観たジャンジロドウの間奏曲の一幕を思い出した。
“病気は病気持ちのところに、
貧乏は貧乏人のところに、
お金はお金持ちのところに”
病気持ちは病気になるような考えかたをし、貧乏人は貧乏になるような考えかたをしている、ということである。
大金の宝くじが当たってしまったという映画の主人公は不幸になるのがきまりである。お金持ち以外の人には大金の宝くじは当たってはいけない、ということなのだろう。