ドラマを見ていると、

優れた脚本と優れた役者だけで、演出家は不要としばしば思う。

実際演出家は存在しなかったのかもしれない。

映画は優れたつくり手とファンが居れば十分であり、評論家は不要である。

映画を作れない人は単に”すばらしい”とか”下らない”くらいで充分である。

映画の価値は観客の生き方によって左右される。

家族とか友人とのつきあい方の違いも、

仕事のかかわり方の違いも個々の生き方の相違なのだと思う。

映画を観ることにより自分の生き方を弁証法的に観るのだと思う。

自分の生き方を抜きにして映画を観ることのできる人は理解不能である。