責任の所在

 ―階段の手すりなどがそうですが、日本では安全に関することになると杓子定規になんでも厳しい側でみますよね。例えば、オーストラリアのエアーズロックでは手すりは付いてなくて、もし落ちたら自分の責任なんだという話を聞いたことがあります。(本橋)

飛行機でもそうだけれど、日本は非常に訓練時間が長いんだよね。アメリカでは落ちるのも自己責任という考え方で、割合短い時間で免許が取れるみたいです。建築基準法でも手順を踏んで基準を守っていれば、建物が壊れても罪には問われない。向こうではもしそんなことがあれば、建て主が責任を問われるという話を聞いたことがあります。周りに被害を与えたらその分はちゃんと補填しなくちゃいけない。

日本の場合は過保護だよね。