不可能を可能にする

苦境に陥ったときにその人の本質は表面化しやすいと思います。苦境に陥ったときに、いつも僕はできるはずだと思うわけです。言葉にするんですよ、頭の中で。絶対にできるはずだ、と。何かあるはずだ、この制約の中で、この状況の中で、と。そうすると、大体みつかるんですよ。私が20代の頃、ウルトラCはまだ新しい言葉でしたが(笑)、ウルトラCがあるはずだって思っていたんですね。やっぱりそういう風に思えるかどうかです。ぱっと見ると状況は不可能、その道に詳しい人間に聞けば誰だって不可能って言うだろう。そういう段階で、可能性はあるはずだと言える発想が持てるかどうかですね。そういう発想が持てると、次にそういったことを発見できる方向に脳細胞が動いてくれますよ。難しいかなって思うと、脳細胞は駄目になっても良いように、駄目になった時の言い訳を考え始めるから。

まあ、自分を信じるというのは難しいですね。