新着情報

*There will be blood

友人にすすめられ、There Will Be Blood という映画を見る。

ありふれた不幸の人の話、と思う。

3時間弱、テンポ速い、説明のシーンが少なく、主人公怪演のせいか不愉快にならない。撲殺、ダメオシですね。

損もしなかったけれど得もしなかった、という結論です。

シニアはいつでも映画1000円。嬉しいですね。

施工図のはなし2

手塚さんは最終的には構造は構造設計にやってもらうらしいですが、その前に設計の初期の段階では自分でコンピューターを叩くそうです。そして、施工図はゼネコンには描かせないで、全部自分で描くそうです。やはりそのくらい描けば、設計者自身の現場の把握は完璧にできるよね。描けば描く程に、自分のイメージは細かい箇所まで決まってくるから。それはすごいなーって、感心しますね。施工が難しいところとかも全部分かるんでしょうね。所員は大変だろうね(笑)

地盤

構造はミスをすると厳しいよね。特に地盤に関しては、斜面で谷のようなところだと雨の通り道になっちゃってるから、土は滑りやすいし柔らかいよね。竹は湿気があるところが好きだから、沢なんかに生えます。ひとつの目安になりますね。そういうところでは地面凝固剤なんかで地盤改良をしなくちゃいけないし、水抜きをしたりだとかで、お金がかかりますね。

施工精度

ゼネコンの下請けに入った業者がたまたま悪くて、現場主任もやさしい人間で、本来ならばやり直しをさせなければならないものをそのまま通してしまったケースがありました。躯体がまっすぐでない、下地の軽鉄もまっすぐでない、それに仕上げのケイカル板を張れば当然、まっすぐでないよね。床仕上げの石の目地がこっちが3mmであっちは10mmだったり、石自体が割れていたり。例えば、このビル(聖路加タワー)の1階の石はみんな3~4mmの目地、誤差は1mmですよ。

職人も現場監督もそれぞれによって、品質の基準が違いますね。基準が緩いのは本当にだめなことですよね。

石のはなし

昔、親父が死んだ時に、3m~4mくらいの観音像を買ったんですよ。茨城の真壁というところに石屋がいっぱいあるんですが、そこに2、3回行きました。そこでぱっと見てすぐ分かるんですよね、これは日本産、これは中国産、これは韓国産って。精度が違うんですよね。石を切る時にすぱっときれいに切れていないんですよね、そういうモノや欠けているものを平気で出荷しちゃってるんでしょうね、その差は。