ヨットのはなし

最初に乗った船は32,33歳の頃かな、36フィートの木造船で横浜から横須賀まで行きました。

帰りにちょうど5mくらいのちょっと上り気味の横風が吹いて、そこで帆をフルセイルにしてエンジンを切ったわけです。そうすると、すごく気持ちがいいんですね。今ここで、空調の音が聞こえるでしょ、それは文明の音です。自然のリズムじゃなくて、文明のリズムです。どこにいても文明のリズムがないところはないですよね。ところがヨットでエンジンを切るとそれが全部消えるんですよ。風とか波のリズムだけが残る。

それでしびれちゃった。しびれて、すぐに衝動買いしちゃいました。信用金庫に5年間の月賦払いを申し込んでね。買ったのは26フィート、よく乗ったね。