夢のはなし

 詩をやっていた学生の頃は、夢の中で同じ文章を考えているんですね。眠っている時と起きている時の境がないんですよ。ここどうもおかしいなと思うところを、夢の中で全く同じことを考えているんですよ。商売もそうだけれど、考えている時は夢の中で全く同じことを考えるのだけれど、嫌ですね。詩のことを考えているか、彼女のことを考えているか、本を読んでいるかだけ、これしかありませんでしたね。夢は詩を書いている夢かと彼女の夢でしたね。

 商売の夢だと、夢の中で数字が出てきて、それが現実の数字と全部同じだっていうことがあって、目覚めてからなんだか鬱陶しくなって、侘しくなってくるね。(笑)