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サブプライムを通じて

この前新聞を読んでいて、日本の金融関係者はサブプライム問題が海外の火事騒動で日本の金融界には殆ど影響しないと思っていたそうで、あれよあれよと損失額が膨らんできて、これはもう対岸の火事じゃないなって。そんな風なことが書いてあったのだけれど、これが会社の経営者だったらクビですよね。現状分析と近い将来の見通しも当たらないようじゃ、給料をもらう資格はないよね。ところが給料をもらう資格がないということすら、分かっていない人が多いみたいだね。分かるだけでも良いのに、もらうなとは言ってない。分かれよって言いたい(笑)

生きるということは狂うこと

生きるということは、ある意味で狂うということですよね。だって最初から死ぬことを分かっているのだから。死ぬことを分かっていて大切な子供を産むわけだし、死ぬことを分かっていて誰かを好きになったり。大切な人が死ぬと辛いよね。最初からその人が死ぬっていうことが分かっているんだから、大切な人をつくっちゃまずいよね。大変じゃない(笑)

だからやっぱり人は狂っていないと生きられないんですよ。大切な人と必ず別れなきゃいけないし。生きるってことはそういうことをちゃんと感じられて、感覚、感情があって色んなことをきちんと受け止められる人が生きるっていうことは、ある面では狂うってことですよ。

おしゃれな人

私がお洒落だと思うのは誰もやらない時に一番初めにやった人と、もう1つは流行したのだけれど誰もやらなくなった時にやる人、これがお洒落だと思います。一番ダサイと思うのは、みんながやっているのを良いなって思っちゃって真似する人です。

私が学生の頃の友人で気に入っていたコートを新品なのに捨てたんですね。どうして捨てたのかって聞いてみると、同じコートを着ている人を見たって、だから捨てたんだって。それはカッコいいなって思いましたよ。

結局、生き方に繋がると思うんです。平均的という定義も難しいけれど、みんなと同じようなものを選んで同じような平均的な生き方をして何も思わない人というのは、見ているのも辛いよね。

*事務所の天高について

事務所とかマンションを選ぶ際のチェックリストに天井高があります。論文としてはル・コルビュジェの造語”モデュロール”が有名ですが、それ以外の天井高についての議論は多くはないように思われます。成人男子の理想の身長を6フィート≒183cmとし、手を上に上げた高さは226cm、従って居室の寸法は226cmである、としました。日本でも丹下健三が日本版”モデュロール”を発表しています。私が20年前(昭和63年)に開発したビルが、明石町に現在も貸ビルとして運営されていますが、ワンフロア500m2で天高は2350mmですが、天高について感想をお聞きして低いとかのコメントを頂いたことは一度もありません。

事務所を見学に行き、メジャーで計測でもしないかぎり2400と2600の違いを感じられる方は一人もおられない、と言っても過言ではありません。

但し、ハリが出ている場合はうっとうしく高さに敏感となり低く感じる傾向があります。又、蛍光灯が逆富士の場合も同様に感じる傾向があります。

このように天井高の印象は、実際の寸法というより天井のレイアウト等の影響が大きいと思われます。

事務所で喫煙者の多い時代は、天高が高ければ高い方が良いとも考えられたのですが、現在事務所は殆どが禁煙であり、天高が高ければ高い程冷暖房のコストもかさみ、地球温暖化阻止にも逆行します。

何の考察もなされず、天高のチェックリストの数字のみが一人歩きすることはとても悲しいことであると考えます。

アラビアのロレンス

良い映画というのは、ゾクゾクしっ放しなんですよね、こちらがそこに立ち会っている感じですよね。

学生の頃に見た映画で「アラビアのロレンス」という映画があって、イギリスの軍人さんがアラブに潜入して、先導して国家を造ろうとするんだけれど、アラブの民は砂漠に散っていくんだよね。その時の挫折したような、主人公の表情はなかなか良かった。良い映画は、記憶に残る映画でもあるんですよね。