6-1. 机 (1)

6. オフィスの設え

「2.オフィスの歴史」の稿でも触れましたが、フランス語でいう[bureau](ビュロー)という言葉は「オフィス」と「オフィスの机」という2つの意味があります。ある部屋をオフィス空間足らしめる要素として「机」というものは欠かせないものです。
オフィスビルといった時に、一般的にはそこにあるのはがらんとした一室空間あるのみで(これについては3-3.ミース・ファン・デル・ローエの稿の「ユニバーサル・スペース」参照)、使い様によっては住宅としても使えなくもないものです。そこにテナントが引っ越してきて、オフィスとしての「設え」を施すことによって、初めてオフィスらしくなるものです。
本章ではこのようにオフィスをオフィス空間足らしめる「設え」について考察していきます。まずは「机」についてです。今回もまずは歴史的な視点から「机」を掘り下げていこうかと思います。既に「2.オフィスの歴史」にてルイ13様式あたりまで簡単に書いていますが、もう少し詳察してみます。

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