8-5. 地区計画・総合設計制度 (14)

総合設計制度の走りの時分は先述のような団地の開発で絶対高さ制限を緩和するためだけの利用例がいくつかみられていましたが、一方でやはりメインは都心における大規模な超高層ビルの建設のために制度が利用されている例がほとんどです。先の日野の団地が最初の例でしたが、2番目の例は内幸町にある現在のみずほ銀行、当時の第一勧銀の本店ビルで利用されたものでした。ここでは容積率緩和、道路斜線の緩和、隣地斜線の緩和、高度地区の緩和をしており、総合設計制度をフル活用した例と言えるでしょう。
東京とのホームページによると平成26年度4月のまでの累計で709件の総合設計制度利用の建物があるそうです。近年では事務所ビルのみならず、いわゆる高層マンションのための利用がみられますが、事務所ビルを含めて緩和されているのは容積率についてがほとんどです。土地の高度利用を図って収益性をあげていくという開発側の姿勢が現れるシーンです。

最新記事40件を表示