7-3. 光環境 (9)

ところで建築物に使われる照明を分類するとすれば、どのような水準があるでしょうか。器具の種類はその器具が建物に対してどのように取り付けられるか、どのように照らすかというところで大きく分かれます。天井から吊るすものは「ペンダントライト」と呼ばれ、それがある程度豪華ならば「シャンデリア」と呼ばれるでしょう。ちなみにシャンデリアはそもそもロウソクが照明であった時代からあるもので、ロウソクを立てて天井から吊るものでした。壁面に付けてあるものは「ブラケット」、天井に埋め込みの「ダウンライト」、埋め込まれないものは「直付け」や「シーリングライト」と呼ばれています。またそれが蛍光灯から成る照明器具の場合ならば、「ベースライト」と呼ばれることもあります。建築物から独立して器具自体が立っているものは「スタンド」、壁や天井に取付けられて一部分を狙って照らす照明器具は「スポットライト」ですね。他にも天井や床から壁を照らすものは「ウォールウォッシャー」と呼ばれたりします。
また「提灯」や「行灯」、「灯籠」などは日本的な独特な雰囲気がありますね。

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